地域を支える生産者

2022年12月 イチゴ生産者

食べて笑顔になるイチゴを作りたい

イチゴ生産者
竹内 久敏さん(51歳)

プロフィール

JAみえなか苺部会一志東部支部の部会長を務め、合計10aの面積でかおり野を栽培。11月中旬から5月初旬までJAへ出荷している。たまに子どもと車で遠出をするのが楽しみ。

会社員から専業農家へ

 29歳の時、家業であるイチゴ農家を継ぐために当時勤めていた会社を辞めて専業農家として就農しました。「親のスネをかじりたくない!」と思い、両親とは別に自分で栽培するハウスを建てました。栽培はわからないことも多く、両親に土や水の管理などを聞きながら自分で一からやってみたところ、順調に生育させることができました。また、同じ地区でイチゴ栽培をしている方から栽培の仕方を勉強したりもしました。最初は章姫を栽培していましたが、6年前くらいから、生長が早く、たくさん実る「かおり野」を栽培しています。

安全・安心のイチゴを出荷したい

 イチゴが安定して生長するようにハウス内の暖房管理を徹底したり、害虫ダニの駆除に農薬の使用をできるだけ控えるため天敵ダニを使ったりするなど気を配っています。また、甘くておいしい品質の良いものを思い切り食べてもらいたいという想いから、できるだけ大きい粒のものを出荷するようにしています。

美味しいイチゴの生産がずっと続いてほしい

 現在は栽培規模拡大を目標に日々頑張っています。部会員数は昔に比べると半分になっており、イチゴ栽培をつないでいくためには次の世代の人達がイチゴ農家になりたい、栽培してみたいという気持ちになってもらうのが必要だと思います。その一環として地元の小学生にハウス見学をしてもらって地元産業への興味を持ってもらう取り組みもしています。
 お客さんから「美味しいイチゴを食べたら笑顔になるね」という言葉をいただいた時にとても嬉しく思いますし、自分の子どもたちが喜んで食べてくれるイチゴを作れるようにこれからも頑張ります。美味しい三雲のかおり野をぜひ食べてみてください。

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