地域を支える生産者

2021年5月 水稲生産者

 

新しい風を取り入れながら未来へつなぐ

水稲生産者
中川 和俊さん(45歳)

プロフィール

父の跡を継ぎ、農業の道へ。水稲4品種(三重23号、コシヒカリ、ほしじるし、飼料用米)を計40haで栽培する他、2年3作のブロックローテーションで麦や大豆も栽培している。

機械好きからオペレーターへ

もともと家が農家で、よく作業の手伝いはしていましたが、オペレーターだった父の跡を継ぐために本格的に就農しました。小さい頃から機械が好きだったため、機械操作ができるということがきっかけでした。今でも田植え機やコンバインを動かすのは楽しいですね。

長年のカンと最新技術を駆使

 栽培で気を付けているのは「すべての作業を丁寧に行うこと」です。生長に合わせた施肥量の調節も欠かせません。最近ではGPS機能の付いた田植え機や、収穫しながら収量を見ることができるコンバインを導入したほか、ドローンで空中からほ場を撮影し、「ほ場の健康診断」ができるリモートセンシングサービスも利用しています。これまでは自分の経験と知識から培ったカンで出来具合を判断していましたが、スマート農業を取り入れることでほ場の状態が数値化され、判断材料が増えました。良く育ったほ場と、育ちが悪かったほ場の中間を狙っていきたいので、データを元に次期作の指標にしています。

法人化と後継者育成で未来へつなぐ

 栽培面積が倍に増えたことを機に、昨年から法人化しました。また、2人の息子も後継者として一緒に農業をしています。以前はすべて1人で作業をしなければなりませんでしたが、ずいぶんと楽になりました。人数も増えたのでさらに面積を広げていきたいですね。

 

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