地域を支える生産者

2022年11月 ナバナ生産者

「三重なばな」の美味しさを味わってほしい

ナバナ生産者
真弓 正郎さん(85歳)

プロフィール

JAみえなか三重中央地区なばな部会の部会長を務め、合計50aの面積でナバナを栽培している。毎朝、日本農業新聞を読むのがルーティン。

JA職員からの提案で始めたナバナ栽培

 私が就農したのは25年前。勤めていた会社を定年退職目前の時期に、JAから地域の特産物であるナバナの栽培をすすめてもらったのがきっかけで始めました。味の良いナバナを作れるよう心掛けているので、農業改良普及センターやJAの営農指導員による圃場巡回等のときに指導を受けたり、栽培研修会に参加して栽培方法についての知識を増やしたりしています。

栽培面積を拡大し奮闘中

 農業を始めた頃は10aで栽培していましたが、徐々に栽培規模を広げていき、今年からは50aに挑戦しています。面積を広げるにあたり苦労したのが、収穫・出荷作業でした。初めのうちは切り揃えるのが難しく、収穫したナバナを袋詰めの前に丈を調整していたため手間がかかっていました。しかし農作業にも慣れてきたこともあり、収穫時に出荷目安の長さに切り揃えることができようになり効率よく作業を進められるようになりました。また現在は収穫作業を私が、袋詰め作業は妻が担当しています。分担して行うことで作業の負担減にも繋がっています。

品質管理を徹底

 ナバナ栽培で気を付けているのは品質管理。朝から圃場に行き、芽は出てきたか、丈は伸びているかなど生長具合を確認しています。また袋詰めの時も、ヘアキャップをかぶって作業をスタートし、1本ずつ丁寧にチェックして詰めていきます。皆さんに安心して食べてもらえるよう衛生面には特に注意を払っています。
 そんな手塩にかけて育てた私のナバナは家族や親戚、近所の方にも「おいしい!」と好評。三重のブランド野菜でもある「三重なばな」の美味しさをもっと多くの人に知ってもらい、色んなレシピで食べてもらえたら嬉しいです。そのために、今後も少しずつ栽培面積を増やしていき、農作業に励みたいと思います。

ページTOPへ