地域を支える生産者

2024年2月 なばな生産者

農業がつなぐ縁が生きがいに

なばな生産者
小泉 寬美さん(74歳)

プロフィール

約10aの面積で三重なばなを栽培。早生と晩生の2品種を栽培し、10月下旬から4月上旬にかけて500ケースほど出荷している。女性部活動にも積極的に参加し、充実した時間を過ごしている

自然に進んだ農業の道

農家に生まれた長女の宿命と言いますか、高校卒業後両親を手伝う形で自然に就農しました。農業に関する技術や知識は主に父から学び、自分でなばなを栽培するようになって40年ほどが経過しました。今は手作業でやっていますが機械を使った定植をしていた時期もありますし、様々な時期を経験してきましたね。夏にはモロヘイヤ、冬にはなばなを主に栽培していますが、他にも家庭菜園として様々な野菜を作っています。

大変さと楽しさと

<pなるべく低農薬で栽培したいと思い、早期に防除することで虫が付くリスクが減らし、効果的に防除ができています。一番難しいのが天候です。自分で何とかできるものではないので、雨が多いと根が腐ってしまったり、定植時期に植えることができず生育が遅くなってしまったり、逆に雨が少なくて水やりが大変だったりすることもあります。また、今作の冬もそうですが、暖かい日が続いたり急に寒くなったりするせいなのか生長がいつもと違い、思ったように収穫できない時がありますが、これといった原因がすぐにわからないことが難しいです。  長年やっていてもうまくいかないと思うこともあります。ですが以前、他県に住んでいる友人から、その地域で松阪産のなばなが売られているのを見つけて懐かしくて嬉しかった、といった連絡をもらったこともあり、「届いているんだな」と嬉しくなりました。農業をしているから健康で頑張ろうと思えるし、作ったものでみんなに喜んでもらえることが嬉しいですね。

伊勢寺のなばなを味わって

伊勢寺地域で作るなばなは堀坂山から吹く寒い北風に揉まれ、しっかりとしていておいしいのが魅力です。大変な時もありますが、収穫して、出荷準備をして、それを集荷場に持っていくと会った人たちと話ができるというのも楽しいことです。元気に車に乗れるうちは頑張って続けていきたいと思います。

</pなるべく低農薬で栽培したいと思い、早期に防除することで虫が付くリスクが減らし、効果的に防除ができています。一番難しいのが天候です。自分で何とかできるものではないので、雨が多いと根が腐ってしまったり、定植時期に植えることができず生育が遅くなってしまったり、逆に雨が少なくて水やりが大変だったりすることもあります。また、今作の冬もそうですが、暖かい日が続いたり急に寒くなったりするせいなのか生長がいつもと違い、思ったように収穫できない時がありますが、これといった原因がすぐにわからないことが難しいです。

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