プロフィール
30年前に柿農家を継承。仕事と両立しながら兼業で約46aの栽培面積を管理し、柿オーナー用に次郎、富有を栽培。規格外の柿は干し柿としてきっする黒部で販売している。小中学校の同級生と2,3カ月に1回行くゴルフが楽しみ。
うちは祖父の代から柿農家をしています。30年前に2代目である父の代から跡を継ぎ、現在は妻と一緒に栽培しています。また、オーナー自ら収穫を体験でき、木で完熟した柿の美味しさを最大限に味わえるのが魅力の柿オーナー制度に、30年前から取り組んでいます。今では5戸の農家が行っていますが、当初は2戸でやっていました。始めたばかりにも関わらず予想以上の申し込みをいただいた時の感動を今でも思い出します。
柿の木は背が高いと、上の方についた実が収穫しづらいため、オーナーの方が収穫しやすいよう、可能な限り低い木になるように調節しています。喜ばれる柿を作りたいので、毎日農園に行って異常があればすぐ気づけるようにしています。また、夏は雑草が多く生えてくるため、以前は除草していましたが、地元の方からのアドバイスで「ナギナタガヤ」を取り入れました。雑草が抑えられるだけでなく、土の中の水分が保たれるので、園地の手入れが楽になりました。
柿オーナーを始めた頃から継続してくださるお客さまや若い人、小さなお子さんまでたくさんの方に来ていただいています。「美味しいです」の言葉をもらえたり、毎年楽しみにしていただいているのが嬉しいです。柿オーナー制度はみんなで収穫体験ができるのが魅力なので行楽にもおすすめです。今年度産のカキは果実の付き方も平年並みで、病気もなく順調に育っています。仕事と両立しながら体が続く限りは頑張っていきたいです。