
プロフィール
令和4年12月に株式会社髙瀬農園を設立。約25haで「あやひかり」、水稲は約35haで「あきたこまち」「コシヒカリ」を栽培し、主にJAに出荷する。従業員も管理しやすいようにZ-ZISを活用した圃場管理をしている。趣味はスポーツカーで同志たちと共にイベントへ行くこと。
義父が建築業と農業を兼業しており、その時私はプログラマーとして働いていました。働いている間も田植えや稲刈りシーズンになると手伝いをしていましたが、管理する農地面積が拡大していくことや、設備が整っているのでこのまま義父の代で終わってしまうことがもったいないこと、義父の年齢のことも考えて農業を継ごうと決意。定年退職をしてから継ぐことも考えましたが、60代に始めるよりも体力的に早く始めた方がいいと判断しました。また、プログラマーとして働いている間に大型特殊免許の取得や、農業に必要な知識を習得。令和4年に株式会社髙瀬農園を設立し、現在社員2人と私が一丸となって農業に取り組んでいます。
栽培で注意するのは排水管理です。麦畑に水が入ってしまうと麦の実ができなくなるため、例えば用水路に漂流物が貯まり水が流入するのを防いだり、大雨後の排水管理に気をつけています。また、収穫時に雑草があるとコンバインに詰まってしまうため、従来はコンバインと並行して人が歩き、雑草があれば走行を止めて手作業で抜いていましたが、その手間と人が並行している危険性も考慮し、播種後に撒ける除草剤を使ってスムーズな刈り取りができるように心がけています。
圃場の管理はZ-ZIS(営農管理システム)を活用しています。従来は紙の地図と作付面積などが書いてあるリストを見ながら管理していましたが、システムを使うことで一括管理でき、社員が管理しやすくしました。プログラミングをしていた知識がこのシステムに活かされていると感じています。今年産は春先に暖かくなり雨が降ったことで、良好な麦の収穫を迎えられそうです。
生産していてよかったことは、人を雇う側になり会社経営について勉強できたことです。また、地域の担い手農家のコミュニティで、何か困ったときには助けてもらえることや、農家主催のイベントの時に声をかけてもらったり、土地によって農業のやり方が違い、知識が広がることが楽しいです。今後は従業員に対する待遇、給与面を手厚くすることや、助成金に頼らず経営が成り立つようにしたいと考えています。地域の方から土地を預かっているので、品質や収量を安定させ収益が上がるように管理していきます。