
プロフィール
17歳で県外へ就職後、30歳を迎えた頃両親の農園で就農。現在1.3haで「幸水」と「豊水」を栽培する。誰にも負けない熱い情熱と職人根性を持ち、摘芯や無袋栽培にこだわる。JAをはじめ、卸売業者や直売所にも出荷している。休日は車やバイクを楽しみ、北海道までツーリングの旅に出るアクティブな一面も。
17歳の時に県外へ出て、農業とは全く違う仕事をしていました。30歳を迎えた頃に家業を継ごうと決意し、梨農家である両親の元で就農しました。就農したての頃は、簡単そうに見えた梨栽培は思いのほか奥が深く、思い通りにいかずに苦労した思い出があります。しかし、試行錯誤の末、20年ほど前からようやく自分なりのやり方が定まり、順調に栽培できるようになりました。現在は園地の9割で「幸水」、1割で「豊水」を育てています。今年産は天候に恵まれ、生育はこの2、3年で最高の出来具合。JAをはじめ支えてくれる方々の手厚いサポートのおかげで、栽培に専念でき、皆さまにお届けできることに感謝しています。
最大のこだわりは「摘芯」と「無袋栽培」。春先から伸びすぎた新しい枝の先端を切り落とす摘芯は、養分を果実に集中させることができます。さらに摘芯は冬の剪定作業が楽になることに加え、来年の「花芽」が充実し、実をつけやすくなるメリットもあります。非常に手間のかかる作業ですが、自己流で納得のいくように進めたいので、この作業だけは誰かの手を借りることなく、すべて1人で行うのが私の流儀です。県内でも実践している産地は少なく、これがうちの梨の差別化に繋がっています。また、袋をかぶせない無袋栽培は、太陽の光を直接たっぷり浴びせることで、甘みがギュッと詰まった濃厚な味わいになるのが特徴です。袋で守られていない分、天候や病害虫のリスクと常に隣り合わせになるデメリットもありますが、食べてくださる方に「格別の梨の美味しさ」を届けたいのでこの栽培方法を取り入れています。すべての仕事に「職人根性」を持つことを信条とし、誰にも負けない熱い気持ちで梨と向き合っています。
休日の息抜きとして、愛車のバイクにまたがり、遠い北海道まで旅をすることもあります。旅先で雄大な自然の美しい景色を見るたびに「また美味しい梨を作ろう」と心が奮い立ち、仕事に向き合うことができます。これを原動力に、あと10年以上、身体が動かなくなるまで梨の生産を続けていくことが今の目標です。